こんにちは、あひままです。
妊婦さんの中には長い入院生活をしなければならない方もいます。
重度の悪阻の方、切迫流産・切迫早産といわれた方、管理入院が必要な方。
私の病院は双子妊婦は全員32週から管理入院をする決まりでしたが、29週で切迫早産と診断されて緊急入院となりました。
ここでは約二ヶ月間の入院生活についてお話します。
万が一入院と言われても心の準備ができていれば少しは安心だね!
順調と言われ続けた妊娠経過、突然入院へ
妊娠7ヶ月までは妊婦健診では順調という経過でした。張り止めの内服も無しです。
時系列で入院に至った経緯を説明します。
- 2018/8/1425w1d/里帰り前最後の妊婦健診
子宮頚管長35mmと長め。張りは頻発しているが早産傾向にないとの判断で張り止め内服無し。
- 8/21里帰り
実家とはいえ8年ぶりの実家生活はなにかとストレスのかかるもので、気づけばお腹の張りがどんどん増える。
- 9/528w2d/妊婦健診
お腹の張りの具合を主治医に伝える。
それまで張り止めを一切飲んでおらず、時期的にも張りが頻発してくるためリトドリン(張り止め)を処方される。
一日4錠を内服すると張りが落ち着く。 - 9/6北海道胆振東部地震
大きな揺れと丸2日間の停電、物流が滞って食材が不十分な日々はストレスの原因に。
- 9/1029w0d
リトドリン内服前と変わらないほどの張りが現れるように。
- たいてい10分間隔
- 調子が良くても1時間に3回
- 夜に回数が増える
- 痛みはなし
→夜間の救急外来にTELするも、リトドリンを内服して様子見。
もっとひどくなれば受診するよう指示。
→その後二日間内服するも、症状は全く変わらず。あひままこんなに張ってて陣痛に繋がったら怖い・・・
- 9/1329w3d/緊急受診
初NST(ノンストレステスト)。
10分間隔の大きな張りが確認される。
子宮頚管長31.2mmで長め、張りに伴う痛みもないが切迫早産と診断され即入院となる。(~2018/11/6出産、11/13母退院)
切迫早産というと、ほとんどの場合は子宮頚管長が短かったり痛みを伴うお腹の張りが確認される場合が多いです。
しかし、私のように張りの回数が1時間に6回程度もあるのは異常といえます。
張りが頻発していると陣痛や破水に繋がる恐れがあるため、万が一に備えて入院となりました。
今週、来週に産まれたら大変でしょう?
いきなり入院と言われて戸惑いましたが、まだまだお腹で育てたい時期であり、信頼できる医師や看護師の管理のもと安心して妊婦生活を送るために納得して入院をしました。
過酷なリトドリン点滴
入院生活スタートと共にリトドリン点滴(張り止め)が始まりました。
錠剤のリトドリンでは副作用は出なかったものの、さすがに点滴はレベルが違います。
本当に副作用がきつい。
初日は寝付けないほどの動悸、頭痛、倦怠感。夜中も何度も目が覚め、苦しみました。
また、看護師さんと面談をしていると激しいめまいに襲われて話しができなくなるほどに。
入院手続きの書類が書けないレベルで手が震えました。お味噌汁も零すぐらい震えました。
でも私の場合酷かったのは最初の二日だけで、それ以降はだんだんと落ち着いていきました。
しかし体の火照りや発汗は毎日酷く、うちわが手放せませんでした。お腹の張りと共に汗が噴出したのでタオルも常備です。
一日のスケジュール
入院中は何をするの?忙しいの?面会は?
様々な疑問があると思います。
具体的な一日の流れをご説明しますね♪
私が入院した市立札幌病院の一例です。
絶対安静!切迫早産妊婦の1日
- 6:00起床、点滴チェック
- 6:20心音チェック①
看護師さんによる心音チェック一回目です。
- 7:00(週一回)採血
貧血になってないかなどを確認、結果によってはお薬が処方されます。
- 8:00朝食
総合病院なので一般的な病院食です。
最初は味気なくて持参したふりかけ必須でしたが、だんたんと慣れていきました。 - 8:50お部屋の清掃、(週一回)シーツ交換
シーツ交換の日はすごくテンションが上がりました!
- 9:30NST①
通常40分。赤ちゃんの心拍や胎動、お腹の具合によっては延長することも。
まだ週数が浅い時は双子があちこち動きまくって何度もアラームが鳴ってました。 - 12:00昼食
昼食は麺類やカレーなど。唯一テンションがあがりました!
- 15:00NST②
- 18:00夕食
夕食もボリューミー。
双子妊婦の後期はお腹が苦しかったけど栄養のためにと毎日完食していました。 - 19:30心音チェック②
- 21:00就寝
このほかにも、週一回で診察があったり、点滴がなくなるタイミングで点滴交換、週一回点滴差し替えがありました。
私の血管が優秀らしく(笑)ほぼ一週間差し替えなしで保っていました。通常漏れたら差し替えなので、多い人では毎日交換したりします。
毎日NSTが二回もあったり、意外とやることが多くて一日があっという間に過ぎていきます。
でも慣れてきたら空いた時間を自由に使って、入院生活も楽しく乗り越えられました。あくまでも切迫早産、絶対安静なのでベッドの上でゴロゴロですが。
まだ週数が浅い時はベッドに座ってお裁縫をしていました。でも看護師さんから極力横になってね!と言われたり。次第に座る体勢もしんどくなっていったので、専ら小説を読むかアマゾンプライムで映画・ドラマを観ていました。
シャワーについて
切迫早産の状態によってはシャワー禁止の方もいますが、私は毎日シャワーOKでした。
シャワーは毎朝ホワイトボードの時間枠に名前を書いて予約します。入院している妊産婦さんが多い時は予約の取り合いです笑
家族の面会が夕方に入ることが多かったので、お昼を食べ終わってからNSTまでの間にシャワーに行くことが多かったです。
アームカバーをして点滴をつけたまま入ります。アームカバーは入院初日に渡され、毎日乾かして使いまわします。
パジャマを脱ぎ着するために脱衣所でナースコールをしなければなりません。笑
シャワー中にアラームが鳴ってシャワールーム内でナースコールをすることもありました。笑
大部屋?個室?
お部屋について紹介します。あくまでも市立札幌病院の例です。
リーズナブルな大部屋
4人部屋でカーテンで仕切られています。
部屋には手洗い場のみあるだけで、トイレは外です。
ベッド横の床頭台にテレビと冷蔵庫、鍵付きの引き出しがついています。テレビ・冷蔵庫の使用にはテレビカードが必要です。
私の部屋はカーテン閉めきりで他の方との交流は一切ありませんでした。私のような妊娠8ヶ月ごろに入院している人もいれば、もっと早い時期から入院している人もいます。すぐ退院できる人もいれば出産まで入院する人もいます。
皆さん色んな事情で入院しているので・・・。
数人で面会に来てくれた時はデイルームを利用するのが楽です。マナー的にもおすすめします。
ストレスフリーな個室
希望して入れる個室は二部屋しかないので、埋まっていれば大部屋利用となります。
トイレと独立洗面台がついていて、シャワーは外です。
テレビ・冷蔵庫の利用にはテレビカード不要です。
市立札幌病院は差額ベッド代一日8000円でした。
個室に入りたいけどお金が・・・となる前に医療保険に加入することをおすすめします!
詳しくはこちらに書いてます↓
MFICU
希望制の個室とはまた違う、MFICUという個室があります。
母体・胎児の管理治療を一貫して行う部屋で、専任の助産師さんが担当につきます。
通常はよりハイリスクな妊婦さんが入床しますが、市立札幌病院では長期入院の妊婦さんはほとんど全員二週間入床するとのことでした。
個室ではありますが、ドアではなくカーテンで仕切られています。トイレは外で、MFICU専用トイレです。完全個室ではないため通話は外の通話エリアを使います。
MFICUは健康保険が効くので高額療養費制度が適応されます。事前に限度額適用認定証を提示しておけば、入院費の支払は自己負担限度額までとなります。
さいごに
切迫早産の入院生活、少しはイメージできたでしょうか?
もちろん病院によって異なることはたくさんあるので、あくまでもこんな例もあるんだなー程度で読んでいただけたら幸いです。
それと皆さん気になる入院費用については、また改めて記事を書こうと思います!しばらくお待ちください★
ご覧いただきありがとうございました!
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